【法人企業景気予測調査】中国地方4~6月期
投稿日:2025.06.16
~中国財務局まとめ~
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中国財務局が、中国地方の2025年4月~6月期景況感を発表しました。
景況判断指数(BSI)▲7・4%㌽と前回調査(2025年1月~3月期)から2・5㌽下がり2四半期続けて悪化。 アメリカの関税政策への懸念などから5期ぶりのマイナスとなりました。
製造業: ▲13・4%㌽(8・1㌽down)
前期差順:①非鉄金属 ▲ 50.0(▲ 90.0㌽) ②自動車・同附属品 ▲ 50.0(▲ 45.7㌽) ③はん用機械 ▲ 22.2(▲ 38.9㌽)
自動車業界では関税の影響により、一部の部品メーカーで受注の減少が始まっています。これに伴い、生産用機械の分野では、自動車関連の設備投資を見送る動きが見られます。
非製造業: ▲3・9%㌽(0・7㌽up)
前期差順:①宿泊、飲食サービス 30.0(+61.0㌽) ②娯 楽 33.3(+58.3㌽) ③建 設 ▲ 23.6(▲ 29.1㌽)
大型連休における観光需要の高まりが、宿泊・飲食サービス業の業績を押し上げました。一方で、建設業では資材費や人件費の高騰が業況を悪化させています。
規模別:大企業 ▲5・6%㌽ 中堅企業 ▲1・0%㌽ と「下降」超に転じ、中小企業 ▲11・2%㌽ と「下降」超幅が拡大しています。
県別:広島:▲13・5%㌽(▲ 29.1㌽)岡山:▲4・3%㌽(▲ 5.6㌽)山口:▲10・4%㌽(+0.6㌽)島根:5・7%㌽(+23.0㌽)鳥取:▲7・1%㌽(+2.3㌽)
※画像:中国財務局より引用
雇 用(回答企業数685社):2025年6月末の従業員数判断BSIは、31.2%ポイントと前期(2025年3月末)に比べ「不足気味」超幅が縮小しています。
先行き:令和7年7~9月期は3・0㌽と「上昇」超に転じる見通し。業種別にみると、製造業、非製造業のいずれも「上昇」超に転じる見通しとなっています。
※BSI:前期比判断「上昇」と回答した企業の割合(%)-「下降」と回答した企業の割合(%)
※2025年5月15日時点・調査対象企業数:750社⇒回答企業数:702社
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