アルムナイ採用 広がる

自己都合退職者再雇用制度

 

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■さて、転職や結婚など自己都合で会社を退職した従業員を再び雇う制度が、中国地方の企業で広がりつつあるようです。

卒業生や同窓生を意味する英語にちなんで「アルムナイ制度」とも呼ばれています。

新卒採用が厳しくなる中、各社は過去の経験や転職先で磨いた能力を生かしてもらい、即戦力の確保につなげることを目的としています。

 

■アルムナイ採用メリット■

 

【教育コストがかからない即戦力人材】

 

アルムナイは、社内と社外の両方の経験を持っていることが特徴です。

自社の事業や社風、仕事の進め方などに理解があるため、通常の中途採用で獲得した人材と比べて教育コストを低く抑えることができ、

即戦力としての活躍が期待できます。

【採用後の離職率が低い】

 

アルムナイは良いところも悪いところも理解した上で再び働くことを選ぶため、

ミスマッチが起きにくく、覚悟を持って再入社の決心をしているため、離職につながりにくい特徴があります。

企業ブランディングの強化につながる

 

嫌いな会社に戻って再び働こうとする人はいません。

つまりアルムナイ採用ができることは、良い企業という証明にもなります。

また多様な人材を受け入れているという観点で、ダイバーシティ( 人種・年齢・性別・能力・価値観などの多様性)&インクルージョン(多様な人々の個々の特性が十分に活かされて企業活動)の取り組みの一つとしてアピールも可能です。

 

■アルムナイ採用デメリット■

情報漏洩に注意が必要

 

アルムナイと良好な関係性を維持するためには、コンスタントに連絡を取り続けることが必要不可欠です。

  • 一方、一度は自社の社員だったとしても、アルムナイは社外の人間であることに変わりはありません。

企業は社外秘の情報がアルムナイに漏れないよう配慮をすることが必要不可欠です。

【既存社員のモチベーション低下

 

既存社員のアルムナイ採用への理解が浅いと、「会社を辞めても、いつでも戻れる」という意識を持ってしまう可能性があるかもしれません。

アルムナイ採用を行うことは、企業ブランディングになる一方で、既存社員のモチベーション低下につながるリスクもあります。

このような状況を作らないためにも、適正な条件や採用フローを整備し、既存社員の理解を得るように対策を講じましょう。

 

アルムナイ採用を成功させる3つのポイント

【1】社内の受け入れ体制を整える

 

アルムナイ採用を実施するためには、社内の受け入れ体制を整える必要があります。
終身雇用の考え方が長く守られてきた日本企業においては、一度退職した社員を再雇用することに、不満や抵抗を感じる社員もいることでしょう。
既存社員のエンゲージメント低下リスクを防ぐためにも、会社としての制度の意義を周知し、既存社員の理解を得ることが重要です。

【2】オフボーディングをしっかり行なう

スキルアップやキャリアチェンジを目的とした転職は、自社への不満が要因である可能性が低く、アルムナイとしての関係性を構築しやすいと言えます。

逆に、自社にネガティブな印象を持ったまま退職をしてしまうと、退職後に良好な関係性を築くことは難しいと思われます。
アルムナイ採用の実施をするためには、「退職=損失」で終わらせるのではなく、今後の採用機会を拡大することが重要となります。
オフボーディング(=社員が退職意思を表明してから、退職日までの期間を十分にサポートする取り組み)を行うことで、

退職サイクルを好循環に変え、退職者との良好な関係性の構築につなげることが大切となってきます。

 

 

今後、人材採用の際、ご参考になさってください。

 

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